葉酸の過剰摂取は危険!?

健康な赤ちゃんを望む方に注目されているのが葉酸です。

葉酸は、妊娠初期に必要不可欠なビタミン類を多く含んでいることや、サプリメントで手軽に利用できるため人気ですが、過剰摂取には注意が必要です。

適切な利用で、母子ともに健康を保ちましょう。

 

時期によって必要量が違う

葉酸には、水溶性ビタミン類が豊富に含まれています。

妊娠初期に必要とされる栄養素であるタンパク質や脂質、ミネラル類とともに必須の栄養素であることから、厚生労働省も積極的な摂取を勧めています。

菜の花の一種である和種なばなやブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜イチゴなどのフルーツに豊富に含まれていますが、現在では食品メーカーなどを中心に葉酸サプリメントが販売されており、便利なため人気が高まっています。

妊娠していない女性が1日に摂取する目安は18~49歳では200~240マイクログラム、妊婦の方は370~440マイクログラム授乳中の女性は280~340マイクログラムと言われており、厚生労働省は妊婦に対して1日にあたり平均で400マイクログラムの摂取を推奨しています。

 

厚生労働省が摂取を推奨する理由は、脳や脊髄に障害の出る神経管奇形、常位胎盤早期剥離に寄る流産や死産、低出生体重児(誕生時に2500グラム未満の赤ちゃん)、子宮内で成長が遅延したり止まる子宮内胎児発育不全、妊婦の高血圧やムクミやタンパク質尿、1周間で500グラムの体重の増加する妊娠高血圧症候群などを予防する効果が期待されているからです。

 

葉酸過敏症のリスク

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葉酸のビタミンは水溶性であるため、必要なくなった分を尿に溶かし排出します。

そのため、葉酸サプリメントを大量に摂取する方がいますが、これは大きな問題があります。

野菜や果物で摂取した場合では、不要となった葉酸は体外に排出されます。

しかし、サプリメントの場合は不要な成分を排出しきれずに体内に残留することがあります。

また、不要な葉酸が体内に残留しているのに毎日の習慣で葉酸サプリメントを摂取し続けると、葉酸過敏症のリスクが高まります。

葉酸過敏症は発熱、毛細血管の拡張による体の痒みやじん麻疹の発生、呼吸障害などの症状を発します。また、体に浮腫が出たり、不眠症や食欲減退、吐き気と嘔吐、貧血などの症状を発する場合もあります。

さらに胎児の喘息リスクが高まるという報告もあり、母体と胎児の健康に大きなリスクを及ぼすのです。

そのため、妊婦の方は1日の上限量の1000マイクログラム以内の摂取量に定めることを意識したり、サプリメントを摂取する場合には1日のあたりの服用量をしっかりと守ることが大切です。

葉酸は、母体と胎児を守る必須う成分なので積極的な摂取しましょう。また野菜や果物などでは熱を加えると半分程度になりますので、そのことも勘案して摂取します。

葉酸サプリメントを利用する場合には、野菜の摂取量が少ないと感じた時の「栄養補助剤」として使うことをおすすめします。

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