葉酸と薬の飲み合わせに注意が必要!?

近年よく「妊活」というワードを巷で目にするようになりました。スムーズに子供が授かれるようカラダに対して働きかけよう、といった意味の言葉ですね。中でも効果的であると話題なのが「葉酸を摂取する」事です。

ただ少し気をつけたいのが、葉酸と一緒に摂る薬によっては せっかくの効果が薄れてしまうのです。

 

そもそも葉酸って?

まずは葉酸についておさらいをしておきましょう。

イギリスの研究者ルーシー・ウィルスが酵母エキスから貧血を予防する物質を発見します。それはサルの貧血防止用薬としての発見だったためMonkeyから頭文字をとり「ビタミンM」と名付けられました。これがのちに葉酸と呼ばれる物となります。

「葉酸」という名の通りホウレンソウをはじめ葉野菜に多くふくまれる水溶性ビタミンで、ほかにはレバーにも豊富に含まれていることが知られています。水溶 性という特質、そして光や熱に弱い性質を持つため食材を茹でたり焼いたりすると大きく減少します。そのためサラダや納豆、サプリメントといった形での摂取 が効果的になります。

葉酸はおもに赤血球がつくられる骨髄の働きを補助する役割を持っています。葉酸とビタミンB12いずれか一方でも不足すると正常な赤血球が作られず、酸素の運搬能力が低下して貧血の症状が起きます。

 

なぜ妊活に葉酸が必要なのか?

またDNAの「原料」である核酸をつくる大事な働きがあり、妊婦においては非妊娠時の2倍もの葉酸を要求するとされています。これが妊活に必要な理由ですね。最近では男性側の摂取も効果があると分かり、健康な精子を生産するために充分摂取することが勧められています。

ほかにも粘膜を健康的に維持する、動脈硬化を予防するといった効果があるのですが、その働きを鈍らせる、いわば薬の「飲み合わせ」もあり注意が必要です。

 

この薬には特に気をつけて!

High potency vitamin supplement pills and chemical formulae of vitamins
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抗てんかん薬としてフェニトインを利用している場合、葉酸がそれのもつ抗痙攣作用をブロックしてしまう事があります。

葉酸がフェニトインを体外に排出してしまうので、同時に摂取するのは避けたほうがベターです。

逆にせっかく摂った葉酸の効果を損なう薬もあり、サラゾスルファピリジンというサルファ剤は葉酸が体内に吸収されるのを阻害します(薬ではありませんがアルコールも飲み過ぎると同様に吸収を妨げます)。

どうしてもそれらを併用しなければいけない場合は「時間をずらす」と良いでしょう。

サプリメントなどは4時間で体内から排出されるといわれるため、例えば「片方は朝、もう一方は夜」と間をあけることで各々の効果減少を避けることが可能です。

また、葉酸はもともと野菜などに多く含まれる物質であるため、自然に摂取しているなら警戒しすぎるのも逆にナンセンスかもしれません。むしろ過剰摂取に注意を呼びかける論文も存在します。量をコントロールできるサプリメントなどを上手に利用するのが望ましいでしょう!

 

 

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